ガスメータの保安機能(保安情報の種類と事例)
ガスメータの安全装置から発信される主な保安情報についてご紹介します。


使用時間オーバー予告
一定時間以上ガスを使い続けた場合に、ガスの流れをまもなく遮断するという予告情報です。
センターからの電話で、ガスの使用状況をお尋ねした上、「このままガスを使い続けると間もなくガスが止まるので、一旦ガスを止めてください。」とアドバイスします。
お客さまが、ガスの消し忘れやきっちり止めていなかったことにお気づきになられる事がしばしばです。
煮物などで、ガスコンロを長時間お使いになる場合には、2時間ほど使ってから、一度火を消し、1分ほどしてから再度火をつけるようにしてください。なお、ガスの流量に応じ予告までの時間は変化します。
主な事例
- 煮物をしていたお鍋が黒こげになっていた。
- きっちり点火スイッチを止めなかったのか、細い火が点いていた。
使用時間オーバー遮断
「使用時間オーバー予告」のあと、さらにガスを使い続けると、メータがガスを自動的に遮断します。
圧力センサ遮断
通常の圧力の範囲外のガスの流れを検知した場合、メータがガスを自動的に遮断します。
- ガスボンベのバルブ(栓)を閉めたことを忘れて、再度ガスを使おうとした。
- 落雪や災害等により接続管が破損し、ガス漏れを起こしていた。
ガス漏れ警報器遮断
メータに接続してある「ガス漏れ警報器」がガスを検知した場合、メータがガスを自動的に遮断します。
※ガス漏れ警報器は、水やスプレー式の殺虫剤にも反応する場合があるのでご注意ください。
最大流量オーバー遮断
お客様のガス消費パターンをメータが学習し、設定された最大の流量以上のガスが流れた場合に、メータがガスを自動的に遮断します。
主な事例
- 寒くなりストーブや給湯器を一度に使用した。(ここ最近流れたことのない量のガスが一度に流れた。)
コンロなどのガス器具が使えない
ガスコンロの定期的なお手入れをお願いします。
JAあんしんセンターに、お客様から「(コンロ等の)ガス器具が使えないので点検して欲しい」とのお電話をいただく事がたびたびあります。担当者がお客様宅に出向くと、以下のような状況が数多く見受けられます。
主な事例
- コンロのお手入れが不十分で、バーナーの目詰まりで火が点かない。
- ごとく(バーナーリング)がずれており、定位置にセットされていないために火が点かない。
- コンロの空気調整が正常ではなかった。
- コンロの電池切れ(電源断)により、点火装置が機能せず火が点かなかった。